訪日中国人の増加で、中国へ行ったことのない人にも中国人のイメージがわきやすくなっている。中国メディアの今日頭条は1日、オーストラリアで物乞いをする中国人がいると伝える記事を掲載した。そのため、中国人に対するイメージが悪くなっているという。

 記事は、オーストラリアのメルボルンで、アジア系の高齢の女性数名が道端で物乞いをしており、人通りの多いショッピングモールや交差点で、地面に跪き拝むようなしぐさで通行人に金銭を求めていると紹介した。

 記事によると、オーストラリアの物乞いの女性たちは、「心臓病で面倒を見てくれる人がいない」、「夫が白血病になった」、さらには、「ツアー旅行中に貴重品を失くして帰れない」などの理由で「同情」を買っているようだ。しかし、これらは「嘘」で、実際には集団で組織的に活動するいわゆる「プロ乞食」だという。

 記事の中国人筆者は、こうした行為を「外国人を騙す行為で、中国人のメンツを台無しにしている」と強く非難。中国人には見慣れた光景なので詐欺だとばれるケースも多いが、それでも善意のある人を騙している。慣れない外国人なら容易に騙されてしまうのだろう。ある報道によると、こうした物乞いは非常にもうかる商売で、1日に300ー400オーストラリアドル(2万2000円―3万円)も稼いでいるというから驚きだ。

 記事はほかにも、米国や英国、オーストラリアなどで「にせ坊主」が登場し、運気が良くなるというお守りを高額で売りつけたり、転売目的で粉ミルクを買い占める中国人が社会問題になったことにも言及。「日本を超えて第2位の経済大国になっても海外では歓迎されないはずだ」と、こうした行為がいかに中国人全体の評判を落としているかを強調し、批判した。

 中国は世界第2位の経済大国になったとはいえ、このようなことを海外で行っていればイメージが悪くなるのもやむを得ない。海外での日本人の評価はおおむね高いが、中国人が日本人のような評判を得るには、まだまだ時間がかかりそうだ。(編集担当:村山健二)(イメージ写真提供:123RF)