中国メディア・東方網は2日、八村塁選手だけでなく、日本人選手たちが徐々に米プロバスケットボールリーグ(NBA)に近づきつつあり、中国が保ってきたアジア男子バスケ界の王者の地位が危うくなってきたとする記事を掲載した。

 記事は、NBAのサマーリーグが始まり中国のバスケットボールファンが注目する中で、1日に行われたグリズリーズとジャズの試合に関心を寄せた人も多かったはずだとした。その理由はグリズリーズに中国のライバルである日本人選手、渡辺雄太選手が在籍し、この試合に出場したからだと伝えている。

 そして、試合はグリズリーズが85-68でジャズを破り、その中でも試合全体に渡って最も素晴らしいパフォーマンスを見せた選手が渡辺選手だったと紹介。チーム最多タイの20得点、チーム2位となる9つのリバウンドを記録する活躍を見せたとし、「昨シーズンの洗礼を経験して、確かに成長し、進歩している。渡辺雄太も日本男子バスケ界の重要なメンバーだ」と評した。

 また、先日NBAドラフトでウィザーズから1巡目指名を受けた八村塁選手についても言及。日本初の快挙を成し遂げた八村選手について中国のネット上では「彼が中国バスケの選手だったらどんなに良かったことか」といった冗談交じりの嘆息が多くのユーザーから漏れていると伝えた。

 さらに、「われわれ中国の選手よりも、日本の選手たちがNBAとの関係をますます緊密にしている」としたうえで、渡辺選手と八村選手が来季のNBAレギュラーシーズンに顔を揃えることが確実視されるだけでなく、今年のサマーリーグにはやはり日本代表の比江島慎選手がペリカンズのメンバーとして参加していると紹介。年齢的にこれからNBA入りすることは難しいものの、「それなりの実力がなければサマーリーグとてNBAのクラブに呼ばれることはない。彼の能力がNBAレベルに近いということの表れだ」としている。

 記事は、「中国がアジア男子バスケ界の王者としての地位を保つことが難しくなった。今後、本当にその地位を失う可能性がある。なぜなら、日本の発展や進歩が外からでも見て取れるからだ。才能ある若い選手が引き続き進歩することで、中国男子バスケの地位を守ってもらいたい。それがファンの願いだ」と結んだ。(編集担当:今関忠馬)(イメージ写真提供:123RF)