日本は自動車保有台数が多い国だが、同時に世界有数の自転車保有国でもある。2018年の調査では、自動車の1世帯当たり平均保有台数は1.058台だったのに対し、自転車の全世帯における1世帯当たり平均保有台数は1.22台で、自動車の平均台数を超える結果となった。

 ひと昔前の中国は「自転車大国」のイメージが強かったが、今では日本の方が自転車大国の名にふさわしいともいえる。そんな日本では、自転車文化が中国とずいぶん違うという。中国メディアの今日頭条は6月29日、日本の自転車文化について紹介する記事を掲載した。

 記事はまず、「旅行で訪れた中国人は皆、日本の自転車の多さに驚く」と紹介。中国人にとっては自動車がステータスであるため、どんなに渋滞してもわずかな距離を車で移動しようとする人が多く、社会問題となっている。そんな中国人には、裕福なはずの日本人が好んで自転車に乗るというのは理解に苦しむことなのだろう。

 それはさておき、自転車の多い日本では中国にはない多くの習慣があるという。その1つが「防犯登録」だ。中国でも昔は自転車にナンバープレートがつけられていたが今はない。記事は「すべての自転車が登録されている」のは管理が徹底しているということで、自動車よりも厳しいほどかもしれないと感心している。

 また、自転車に関する法律も非常に厳しく、罰則も多いと紹介。二人乗り、傘差し運転、スマホを見ながらの運転も禁止されており、信号無視はもちろんのこと、飲酒運転も処罰の対象になり、夜間のライト点灯や駐輪場所など、様々なルールが存在し、日本の自転車をめぐるルールが厳しいかを伝えている。

 自転車に対して、管理も安全指導も厳しい日本だが、だからこそ安心して生活できるとも言えるだろう。寄せられたコメントを見ると、称賛する声が多く、「日本というのは、真っ当な人たちの国だ」と感心する人や、「日本では自転車を盗まれる心配がない」と羨む人、「日本の自転車は質がすごく良い」と自転車そのものを称賛する人もいた。環境保護の観点から言えば、日本を見習って中国も再び自転車大国に戻るべきなのかもしれないが、メンツを何より重視する中国人には難しいことかもしれない。(編集担当:村山健二)(イメージ写真提供:123RF)