近年、中国各地の観光都市で「倣古街」と呼ばれる観光スポットが増えている。倣古街は街の一画に存在する古風様式の建造物群のなかで、その地域の特産物や伝統工芸品また伝統的な食べ物を販売し、観光客を引き寄せて消費を促そうとする商店街だ。

 しかし、中国メディアの今日頭条は1日、京都の古典建築はまるで唐や宋の時代にタイムスリップしたかのようだと論じる記事を掲載し、古風を味わうという程度の中国の倣古街とは全くレベルが違い、京都は観光客を古代の美の中に溶け込ませることができると絶賛した。

 記事は、日本には東京や大阪などの有名な観光地があるが、日本文化の美を体験したいなら「京都を見逃すという選択肢はない」と説明、京都の古典建築や景勝地は唐詩や宋詞が描く当時の美をそのまま体現しているとし、初めての旅行ですぐに京都に恋してしまう中国人は少なくないことを紹介した。

 また、古典建築の美と同じくらい重要なのが和服の美しさであり、和服体験を楽しむ数多くの観光客自身が京都の美しい風景の一部となっていると絶賛、和服は「非常に美しく」、その後ろ姿にさえ何度見ても見飽きることのない美が漂うと説明、こうした伝統的な衣装の美も人を古代にタイムスリップさせる重要な要素であるという見方を示した。

 京都に実際に足を運び、その街のたたずまいを見て、思い描いていた古代中国をまさに見ているかのような衝撃を受けたという中国人もいる。古代の美しい建築物や文化を保存することは、新しい文化や建築物を創造していくことと同じくらい難しいことと言えるだろう。それゆえ京都は日本人にとっても中国人にとっても非常に歴史的価値のある観光地なのだ。(編集担当:村山健二)(イメージ写真提供:123RF)