中国メディア・東方網は26日、東京五輪に向けた「練兵」を主な目的としてサッカー南米選手権に参加して2分け1敗という成績を残した日本代表について、この大会で得たものについて論じる記事を掲載した。

 日本はグループリーグを2分け1敗で終え、ベスト8進出はならなかったが、20年前に初参加した際には1つ引き分けるのがやっとだったことを考えれば進歩したと言えるとした。そのうえで、「練兵」目的で若い選手を多く派遣した日本代表はこの3試合で何を学んだのかと疑問を提起している。

 そして、今回日本代表が若手選手を多く派遣したことに多くの人が疑念を抱き、大会に対するリスペクトが足りないとの見方もあったことについて「実はこれは仕方ない。ヨーロッパで活躍する日本人選手はシーズンが終わったばかりで疲労困憊であるうえ、Jリーグもシーズン真っただ中であることを考えれば、五輪世代を中心に派遣するのも分かる」と理解を示した。

 そのうえで、わずか3試合で若手選手にどれほどのブラッシュアップがあったかを知ることは難しいものの、少なくともチームとしての問題点を見つけることはできると指摘している。

 記事は問題点の1つめとして、3試合で7点を失ったディフェンスラインの問題を挙げた。冨安健洋選手、板倉滉選手、植田直通選手という日本の将来を担う3人のディフェンダーは今後まだまだ伸びる余地があることが明らかになったと伝えた。

 2つめには、フォワードのチャンスを生かす力が低すぎると指摘。特に、大学生選手として選ばれた上田綺世選手のゴール前での能力は「やはり大学生レベルだった」としたうえで、この問題は決して若さだけが理由ではなく、日本代表全体が抱え続けてきた課題だと説明。アジアカップでも大迫勇也選手がいなければ、たちまち得点力が低下することが示されたとし、この課題も日本サッカーがこの先どこまでやれるかを決める大きな要素であるとした。(編集担当:今関忠馬)(イメージ写真提供:123RF)