中国メディア・東方網は21日、南米のピッチで光り輝く若き日本代表の選手たちを見て、中国サッカーとの差を改めて感じたとする一方で、その差を作っている根本にある要素は実に非常にシンプルなものだとする記事を掲載した。

 記事は、日本時間21日に行われたサッカー南米選手権のグループリーグ第2節で日本が強豪ウルグアイと2-2で引き分けたことを紹介。試合全体にわたり日本は押され気味ではあったものの、決定的なチャンスではウルグアイに負けないほどの強さを見せたとし、その攻撃力に「われわれは冷や汗をかかざるを得ない」とした。

 そして、近年の日本サッカーのさらなる成長は、決してある「黄金世代」が突然沸いて出たことによるものではなく、しっかり基礎を作ったうえでの「収穫期」であるとし、日本国内のサッカーに対する雰囲気やサッカー文化には「羨ましさを感じる」と評している。

 一方で、中国代表については「2002年のワールドカップ出場は世界の舞台で活躍する序章だと思っていた。しかし現状を見るに、すべては始まらないうちからもはや終わりを迎えてしまったと言わざるを得ない」と指摘。人口およそ14億人を抱えながら世界に太刀打ちできる「11人の超一流選手」を選び出すことができないという問題はすでに世界的な難題とみなされているとしたうえで、「その根源はやはり選手の育成方式にあるのではないかと思う」と考察した。

 記事によれば、中国にも天賦のサッカーの才能を持った人材は眠っているという。しかし、人口があまりにも多すぎるなどの問題により、効率を優先するために手順化された、枠にはまった管理をせざるを得ない状況であり、才能や個性を伸ばすトレーニングが実現できないとのことだ。これにより、才能を秘めた子どもたちが苦痛を感じ、サッカーの道に進むことをやめてしまう、というのが作者の見方である。

 記事は「多くの大学生が、大学に入学したとたんにゲームや遊びに夢中になる。これは、大学に入る前の勉学があまりにも辛すぎるからだ」としたうえで、中国のプロサッカー選手についても「プロ選手になるまでに心の柔軟性が消耗されてしまっている。彼らが一体どれほどサッカーを愛しているだろうか。あまり愛していないように思えるのだ。中国サッカーには優秀な卵が不足しているわけではない。日本と中国との間にある差は、もしかしたら純粋にサッカーを熱愛する感情、情熱の差なのかもしれない」と論じた。(編集担当:今関忠馬)(イメージ写真提供:123RF)