世界最大の自動車市場となった中国では、街の道路には車があふれ、通勤時間帯ともなれば酷い渋滞が発生し、駐車スペースを探すのも非常に苦労する状態となっている。日本の自動車保有台数は世界3位の水準だが、日本ではなぜ中国のような深刻な渋滞が見られないのだろうか。中国メディアの今日頭条はこのほど、日本で深刻な交通渋滞が発生しないのは「駐車料金が高額」だからではないかと考察する記事を掲載した。

 記事は、日本は経済の発展した国であると同時に、国土が狭く、人口密度の高い国であると紹介する一方、日本ではなぜか中国のような交通渋滞は起こらないと指摘。その理由について、公共交通機関が発達していることに加え、「街中にある駐車料金が高額であるためである」と主張。特に都市部は土地が少なく、企業は社員のために専用駐車場を用意することはないと指摘し、車通勤をしたい人は自分で駐車場を契約したり、コインパーキングに駐車したりする必要があると紹介した。

 続けて、日本ではあらゆる場所でコインパーキングを見かけるが、その料金は非常に高額で、日中の場合には15分ー20分で200円ほどが相場であり、1時間で最低でも600円ほど必要になると指摘。最大料金が設定されているケースが多いとはいえ、車で通勤していては駐車場代だけで莫大な出費になってしまうと論じた。

 結論として記事は、日本人の月収は中国人よりも多いが、非常に高額な駐車料金を支払って車通勤したいと考える人は少ないゆえ、日本の道路は中国のような渋滞が見られないのだと分析した。

 中国では車通勤がステータスとなっているゆえ、多くの人が車通勤を選択している。その結果、朝夕のラッシュ時には深刻な渋滞が発生する。また、中国の都市部では駐車場が不足しているため、駐車スペースを確保するのにも苦労するのが一般的で、道路の路肩や歩道にまで車が停まっているのが現状だ。今後、ますます自動車が増えていくことが予想されている中国では駐車場の整備が喫緊の課題となっている。(編集担当:村山健二)(イメージ写真提供:123RF)