中国にも日本同様に定年退職制度がある。法定の退職年齢は職業によって異なるものの、男性は60歳、女性は50ー55歳となっている。多くの中国人は定年を迎えるまでは懸命に働き、定年後は多くの孫の面倒を見たり、公園で時間を過ごしたり、国内外の旅行へ出掛けたりとのんびりとした余生を送る。

 一方、日本では定年退職後も仕事を続ける人は少なくないため、日本人は定年後も「忙しい」と聞いて驚く中国人は多い。中国メディアの捜狐は17日、日本と中国の定年退職後における生活を比較する記事を掲載し、「両国の街を見渡せば、その違いはすぐに分かる」と伝えた。

 記事はまず、現在の中国では男性は60歳、女性は50歳から55歳で定年退職を迎えると紹介し、定年後は孫の世話をしたり、広場ダンスで体を動かしたり、公園に集まって将棋や麻雀をしたりするのに「忙しい」のが一般的だと紹介。中国では日本ほど核家族化が進んでおらず、子供夫婦や孫と一緒に暮らす高齢者は多いが、退職によって空いた心の穴を孫の世話などで埋めようとする高齢者が多いと紹介する一方、「これによって嫁姑問題が起きるケースは多い」と指摘した。

 一方、少子高齢化が大きな社会問題となっている日本では労働者不足を補うために定年退職の年齢が徐々に引き上げられていると紹介。そのため、日本では高齢になっても孫の世話すらできず、若者に混じって毎日仕事をしている高齢者は少なくないと伝え、のんびりと余生を過ごす高齢者を多く見かける中国に比べ、日本では忙しく働く高齢者が多く観察されると強調した。

 確かに中国では昼間の公園に足を運べば、孫の世話をしながら友人と談笑していたり、将棋や麻雀、トランプなどでのんびり遊んでいる高齢者を非常に大勢見ることができる。夕方以降は、公園や広場で音楽に合わせてダンスや体操、いわゆる広場ダンスをしている高齢女性の集団がいくつも存在する。定年退職後の生き方には日本と中国で違いがあるようだが、「忙しい」生活を送っている点では共通しているようだ。(編集担当:村山健二)(イメージ写真提供:123RF)