中国社会には東洋医学が浸透していて、冷たい飲食物は体に良くないという考え方を信じる人が多い。そのため日本人が冷えた弁当などを温めずに食べることを不思議に思う中国人は少なくない。中国メディアの捜狐は14日、日本人が冷えた弁当を食べる理由を知ると「心が痛む」と説明する記事を掲載した。

 記事はこの理由を説明するにあたり、まず日本という国は「マナーが優れており、非常に教養のある国」であり、すべての行為に日本人の高い教養や文化を見て取ることができると絶賛、一例として上海の空港で日本人の団体旅行者がみなエスカレーターの左側に立って右側を空けているのを目撃したと紹介し、この例からも日本人の優れたマナーを知ることができると称賛した。

 続けて、日本人が冷たい弁当を食べるのも日本人の優れたマナーと関係があるとし、ある調査によれば日本人が冷たい弁当を食べる理由の1つは「他の人に迷惑をかけない」という日本社会の不文律によるものだと指摘。つまり弁当を温めると匂いが周囲に拡散して他の人を不愉快にさせてしまう可能性があり、日本人はこれを他人に対する迷惑行為だと感じるため、冷たい弁当を食べると紹介した。これは確かに配慮の行き届いた行為であり、同時に日本人の優れたマナーと高い教養を反映する行為でもあると絶賛し、日本人が冷たい弁当を食べる理由を知って「心が刺される思いがした」と表現した。

 記事が「心が刺される思いがした」と表現したのは、個人として日本社会のマナーや教養を非常に高く評価している一方で、中国社会にはまだまだ進歩の余地があると感じたからだろう。(編集担当:村山健二)(イメージ写真提供:123RF)