日本の繁華街にある中古ブランド品店は大勢の中国人旅行客で賑わっているが、中国国内では日本ほど中古品市場が発展していないのが現状だ。中国メディアの捜狐はこのほど、日本の高級ブランド品を取り扱う中古市場がこれほど発達している理由について考察する記事を掲載した。

 記事はまず、個々の人で消費に対する概念は異なっているものの、「高級ブランドバッグを持ちたい」という欲求は多くの女性に共通していることだと主張。日本人女性も例外ではなく、以前の日本では、高級ブランドバッグを購入するために援助交際までする少女もいたほどであると伝えた。

 続けて、「日本で中古市場に活気があるのはなぜか」と疑問を提起。その理由として記事は、日本は高度経済成長からバブル崩壊までの約25年間にわたって高級品を大量に消費する国であったことが大きく関係していると指摘、高度経済成長の時は高級品を購入し、バブル崩壊後に高級品を売りに出す人が増えたことで、中古市場が発達・成熟したのではないかと論じた。

 また、もう1つ重要な要素は「日本では中古の商品であっても安心して購入することが可能」だという点を挙げた。日本では中古品を販売するには扱う商品によっては管轄する都道府県の公安委員会の許可が必要であり、偽物を販売した場合は厳しい罰則が存在することを強調。さらに高級ブランド品の中古を扱う店には鑑定士が在籍しているなど、消費者は偽物を掴まされる心配がなく、安心して良い商品を安く手に入れることができる環境が整っていると指摘し、それゆえ日本では中古市場が発達しているのだと論じた。

 中国でも近年は消費者が中古品を直接売買できるアプリが存在し、多くの人が利用している。しかし、悪いことを考える人も多く、偽物や粗悪品を掴まされるリスクは非常に高いのが現状で、中古市場は日本ほど活気があるわけではない。(編集担当:村山健二)(イメージ写真提供:123RF)