日本は治安の良い国だとされているが、その一方では殺傷事件のニュースを聞かない日はないと言っても過言ではないほどだ。中国メディアの今日頭条は13日、「日本人はどんどん暴力的になっている」と主張し、その理由を考察する記事を掲載した。

 6月8日、神奈川内の駅のホームでイヤホンの音漏れがきっかけとなり、見ず知らずの相手を線路へ突き落とし、ホームへ上がろうとするその人の顔面を更に蹴った40歳の会社員が逮捕された。記事は同事件を引き合いに、「日本では近年、些細な事がきっかけで怒りを爆発させる暴力的な事件が増加している」と指摘。

 こうした事件が日本人にとって身近なものとなっていることは、日本について「治安の良い旅行先」あるいは「調和のとれた理想的な社会」と考えている中国人に少なからず衝撃を与えたようだ。

 続けて、日本でこうした事件が増加する傾向にある理由について独自の分析をし、日本人の生活のリズムが速くなり、スピードや効率が重視されるようになったことで、ストレスが増加し、秩序を乱す行動に対して「辛抱や自制を働かせることが難しくなっていて、怒りが爆発してしまうのではないか」と主張した。

 また、他の先進国と比較し、生活と希望に対する調査を見ても「将来に対して希望を抱いていると回答した日本人は54.5%にとどまり、90%を超えた米国人に比べるとと非常に低い結果であった」とし、日本人の生活は中国人が思い描くほど理想的なものではないようだと主張した。

 記事が指摘するような傾向は、確かに近年の日本では顕著に見られるが、現代化する社会全体の傾向とも言えため、中国にとっても他人事とは言えないだろう。(編集担当:村山健二)(イメージ写真提供:123RF)