中国では日本や日本人に対して、歴史問題を理由に「好感を抱けない」という人が少なからず存在する。しかし、なかには「日本を自分の目で見たい」と訪日し、その旅行をきっかけに日本に好感を持つよう変化する中国人も多いようだ。

 中国メディアの今日頭条は16日、京都や奈良を旅行で訪れた中国人による手記を掲載し、日本には中国の唐の時代や宋の時代の文化が今なお色濃く残っていたことに好感を抱いたと伝えつつ、また日本人の民度やサービスの質の高さについても「同じく好感を抱かざるを得なかった」と伝えた。

 記事は、日本が中国よりも「唐や宋の時代の文化」をしっかりと保存しているのは揺るぎない事実であると伝え、それは京都や奈良の建物のほか、茶道や禅宗を見れば分かると指摘。こうした文化の保存という点だけでも日本には好感を抱いたと指摘する一方、今回の日本旅行を通じて、「もう1つ抱いた好感は、日本人の民度とサービスの質にある」と主張し、日本人の民度とサービスが世界で称賛されている理由がはっきりとわかったと伝えた。

 続けて、京都や奈良では和服を着た中国人旅行客をはじめ、非常に大勢の中国人を見かけたと指摘し、日本が中国人をこれだけ魅了する鍵となっている要素こそ「日本人の民度とサービスの質」であると主張。この中国人筆者は日本滞在中、地下鉄などの公共交通機関で移動していたというが、乗る電車を間違ってしまったことがあったそうだ。駅員に尋ねたところ、乗り間違えに気づいた駅員はわざわざ切符を払い戻ししてくれたうえに、乗るべき路線と降りるべき駅名を丁寧に教えてくれたという。

 さらに、日本の公共交通機関の社員やスタッフは誰もが親切で、真面目に仕事に取り組んでいたと紹介したほか、別の駅で日本人の高齢者に乗り場への行き方を尋ねたところ、その日本人は駅員でもないのに、わざわざ乗り場まで案内してくれたと紹介。こうした体験から日本人の民度や親切さ、そしてサービスの質が「中国国内で称賛されるのも当たり前」であることを認識したと伝えている。(編集担当:村山健二)(イメージ写真提供:123RF)