現代の生活に欠かすことの出来ない様々なハイテク製品に使用されているレアアース(希土類)。日本の排他的経済水域の海底には大量のレアアースが存在することが確認されているものの、採取は簡単ではないため、現在は中国などからの「輸入」に依存している。中国メディアの捜狐は11日、中国がレアアースの輸出制限をすれば日本がどのような影響を受けるのか考察する記事を掲載した。

 広大な国土を持つ中国は天然資源に恵まれた国だが、記事は米国地質調査局の2009年の報告を基に、世界のレアアースの埋蔵量は約9850万トンで、その36.5%が中国にあり、その埋蔵量は世界1位であると紹介した。

 続けて、レアアースは現代人の生活に欠かすことのできないハイテク機器の製造に必要な資源であり、稀少性も高いことから現代においては非常に重要な戦略的資源であると指摘。それゆえ、中国はレアアースの輸出を抑えつつ、販売価格を上昇させることを検討していると主張、これによりレアアースを中国からの輸入に頼ってきた国は大きな影響を受けることになると伝えた。

 続けて、日本では排他的経済水域の海底に大量のレアアースが含まれていることが発見されているが、海底からのレアアース採掘は技術的に難しく、商業生産は容易ではないと強調。それゆえ現在の日本にとっては「宝の持ち腐れ」担っていることを強調し、中国がレアアースの輸出規制を実行すれば、かつてのように日本に大きな影響を与えることとなるだろうと主張した。

 確かに日本は中国のレアアース輸出規制で一時的な影響を受けるだろう。だが、2011年に中国が輸出制限を行ったことで、日本ではレアアースを回収再利用や調達先の多元化、さらには代替技術の開発が進んだ。中国が再びレアアースの輸出制限を行えば、再びしっぺ返しを受ける可能性が高いだろう。(編集担当:村山健二)(イメージ写真提供:123RF)