JR東海は6日、東海道新幹線の新型車両N700Sを時速360km以上で走行させる試験を公開した。この出来事は中国も報道されたが、中国ネットユーザーたちからは日本の新型車両の走行速度が中国高速鉄道の最高営業速度350kmを上回ったことに対して様々な反応が見られた。

 特に、「時速360kmの走行速度はとっくに中国もクリアしている」という声のほか、「中国高速鉄道は技術面で日本をリードしている」といった主張も見られたが、中国メディアの快資訊は新型車両N700Sを「世界で最も速い列車」と称し、世界の高速鉄道の発展を牽引してきた日本のイノベーションの歴史に敬意を示す記事を掲載した。

 記事は、世界の高速鉄道の発展における日本が果たした貢献として、新幹線は世界で最初に商業化された高速鉄道システムであり、1970年に制定された「全国新幹線鉄道整備法」で定義された「主要区間は時速200km以上で走行する」という性能標準は、その後に高速鉄道システムを導入したすべての国家の共通事項となった点を紹介した。

 さらに、0系の流線形デザインはその後の日本だけでなく、世界のすべての高速鉄道の外観デザインの基礎となったと説明、0系は当時としては「イノベーションに満ちた」デザインだったと伝え、0系の操縦室の外観は元日本海軍技術少佐が第2次大戦時に設計担当した爆撃機からインスピレーションを得たものだと説明した。

 また、ALFA-Xの「人目を引く長い鼻」は、E5系・H5系の研究開発時に時速360km走行実現の障害となったエネルギー消費・噪音問題解決に焦点を合わせたデザインだと紹介し、ALFA-Xの独特のデザインは障害を突破する日本のイノベーション力を示すものだとした。

 新幹線の発展の歴史に敬意を示す中国ネットユーザーは少なくないようで、記事には「個人としては日本が好きではないが、中国に比べて鉄道敷設が難しい地形をものともせず、高速鉄道を最高水準にまで発展させた日本の精神に学ぶべきだ」といったコメントも寄せられていた。(編集担当:村山健二)(イメージ写真提供:123RF)