中国メディアの今日頭条は14日、約650年にわたって海底に沈んでいた中国の船から歴史的価値のある文化財を盗んだ韓国人が盗品を日本で売りさばこうとして警察に逮捕されたと伝えた。

 報道によれば、この韓国人容疑者は1983年に潜水士として雇用されたが、この時に沈没船から57件の文化財を盗んだとされる。その後、盗品は家に隠し持っていたというが、経済的に困窮したことから盗品を日本で売ろうとしていたところ、逮捕されたという。

 記事は、容疑者が盗んだ文化財は「1323年に中国・寧波から日本に向けて出航し、航行途中に韓国近海で沈没した中国の船である」と主張し、1976年から84年にかけて行われた調査では2万4000点以上の文物と800万枚もの硬貨が発見されたと紹介。今回逮捕された韓国人は発掘調査の際に見つかった磁器などを盗んだとされていると伝え、「韓国人が中国の磁器を盗み、日本に売ろうとした」と報じた。

 記事には中国人ネットユーザーから「中国の船なのだから、歴史的価値のある文物は中国が全て回収すべきだ」、「中国は韓国に対して文化財を引き渡すよう要求すべきだ」といったコメントが寄せられた。

 沈没船の所有権をめぐる法的な線引きは非常に複雑で難しい問題とされており、中国のネットユーザーが主張するように「中国の船だから、沈没船の文化財も中国のもの」とはいかないのが現状だ。記事が紹介した沈没船は確かに中国から出航した船だが、韓国が発掘し、その結果として中国から日本に向けて出航した船であることが判明したものであり、引き揚げられた文化財も韓国で保管されている。(編集担当:村山健二)(イメージ写真提供:123RF)