法務省の統計によると、2018年12月末の時点で在留中国人の数は76万4720人に達し、在日外国人のなかで最多となった。永住者も少なくないが、技能研修や留学などで来日した中国人は、数年後に中国に帰る場合が多いが、帰国して戸惑うことはあるのだろうか。中国メディアの今日頭条は12日、日本に長期滞在した中国人が帰国して感じることを紹介する記事を掲載した。

 記事が挙げたのは、まず、「トイレにうるさくなる」ことだ。日本のトイレがあまりにもレベルが高く、日本での生活で快適なトイレに慣れてしまっているため、中国のトイレが見劣りしてしまい、不快に感じてしまうと伝えた。次もトイレ関係で、「ティッシュを忘れる」ようになるそうだ。日本のトイレには必ずトイレットペーパーがあり、予備まであるのでティッシュを持ち歩かなくなるという。中国の場合はティッシュが備え付けられていないことが一般的であるため忘れてしまうと大変だ。

 そして、「携帯をマナーモードにしてしまう」、「中国の物価が安く感じる」、「無意識に自販機を探してしまう」、「自動車の右側通行に慣れない」、「お辞儀をする習慣が抜けない」ことがあるとした。マナーモードや頭を下げることは生活に支障はないが、日本の左側通行で慣れてしまうと、右側通行の中国では危険な場合もあるだろう。

 また、「うっかり割り勘のつもりになる」、「蛇口から水が飲めないのが不便と感じる」ことも挙げた。日本では割り勘が浸透しているが、中国では基本的にだれかが全員分をおごるか、おごられるかのどちらかしかない。記事の筆者が指摘しているものの多くは、日本人のマナーや物価など、生活に関連する違いが多いようだ。記事に対するコメントを見ると、旅行で行った日本はとてもきれいだったと称賛する意見があった。トイレの格差については、「少しどころではない、中国人は便座に土足で座るほどだ」と突っ込む人もいた。

 また、物価の違いに関しては、「今年のリンゴは日本よりも高い」、「東京と上海の物価は同じくらい」、むしろ、「食事や観光地のチケット、化粧品、日用品などは日本のほうが安い」という人もおり、日本と中国の物価が年々差が縮まっていることを感じさせるのも興味深いところだ。(編集担当:村山健二)(イメージ写真提供:123RF)