中国では春節(旧正月)時に多くの人が故郷に帰って家族団らんを楽しむが、結婚適齢期の独身男性や独身女性にとっては親族から結婚についてうるさく言われる大きな悩みの時期でもある。そのため、中国では春節時にボーイフレンドやガールフレンドを「レンタル」するビジネスまで存在する。

 ふさわしい相手が見つからない一部の独身者たちは、恋人をレンタルできるサービスを利用することにより結婚を急がせる親の圧力に対処しているが、中国メディアの今日頭条は11日、日本にも「家族レンタル」のビジネスが存在していることを紹介する記事を掲載した。
 
 記事は母親をレンタルした独り暮らしの30歳サラリーマンの例を紹介、レンタルした仮の母親に自分の故郷の白味噌を使って手料理を作ってもらい、またあらかじめレンタル会社に提供していた自分の故郷にまつわる情報を中心に会話を楽しみ、自分の誕生日を祝ってもらったという。そして、男性が利用した動機としては、幼少期に自分を捨てた母親とこうした方法を通して「和解」する目的があったと説明した。

 また、母親だけではなく父親・祖父・祖母・ガールフレンドなどあらゆる役柄をレンタルできるが、例えば前述の母親のレンタル価格は4時間で2万円だと紹介、そのため仲介費を差し引いても高時給であることからレンタル会社は多くのスタッフを雇うことができていると分析した。

 さらにこのビジネスに対して批判的な意見は存在するが、東京など生活のストレスが大きい大都市では需要は絶えず増加していると紹介、現代の孤独な生活スタイルに疲れ切っている日本人にとって最も手軽に自分の感情的なニーズを満たせる方法であり、ある意味においては本当にコストパフォーマンスが高いサービスだと論じした。

 中国の春節時におけるボーイフレンドのレンタル料金は1日1000ー1500元(約1万5600円ー2万3500円)で、この他に交通費や外食費などの諸経費を負担する必要がある。また春節時以外にも、デートを楽しむという目的で利用できるが、家族の様々な役柄のレンタルサービスはいまのところ中国ではまだ一般的ではないようだ。(編集担当:村山健二)(イメージ写真提供:123RF)