世界各国の軍事力を評価し、発表している米国のグローバルファイヤーパワーによれば、2019年の軍事力ランキングで中国は、米国、ロシアに次ぐ3位だった。日本は前年より順位を上げたものの、全体6位となった。

 中国の2019年の国防予算は前年比7.5%増の1兆1898億7600万元(約19兆円)と、日本の3.8倍に達しており、中国人民解放軍は潤沢な予算のもとで装備の現代化を急激に進めていると言われている。中国メディアの今日頭条は15日、中国の軍事力は日本を大きく上回っているというのに、「日本はなぜ中国を恐れないのか」と疑問を投げかける記事を掲載した。

 記事は、日本は第2次世界大戦後に急激な復興を見せ、世界の経済や科学技術、産業に大きな貢献をしてきたと指摘する一方、近年は中国の成長が著しく、経済力や科学技術力、そして軍事力の点ですでに日本を追い越したと主張。日本人は「危機意識の強い国民性」であるというのに、なぜか強大になった中国を恐れていないのは不可解であると主張し、その理由を分析した。

 まず、「外交」について、日本は第2次世界大戦の敗戦国であるものの、国際社会において一定の影響力を持っていると紹介。中国には「弱国には外交はない」という言葉があることを紹介しつつ、米国の同盟国である日本には一定の外交力があり、それゆえ日本は中国を恐れないのだと論じた。

 続けて、「軍事面」においても日本の防衛力は中国の軍事力に遠く及ばないのが現状だと指摘する一方、日本には米軍が駐留していると指摘。世界最強の米軍の存在こそ、日本が軍事面で中国を恐れない要因になっていると指摘した。また、日本は「中国側から戦争を仕掛けることはないことを知っている」と主張。結論として記事は、日本が中国を恐れないのは、「米国の保護が日本にはある」ことと「中国側から戦争を仕掛けない」ことが大きな原因となっていると論じた。(編集担当:村山健二)(イメージ写真提供:123RF)