厳しい競争社会にあって、中国の親たちは幼児教育により力を注ぐようになっている。日本の教育方法に関心を持つ中国人は多いが、日本の教育と中国の教育方法は大きく違っているためか、日本の教育に面食らう中国人も多いようだ。中国メディアの捜狐は10日、ある中国人の母親が「我が子が通う日本の幼稚園の様子」を写真で紹介する記事を掲載した。

 記事が紹介している中国人の母親は当初、「我が子を日本の幼稚園に通わせることには不安があった」と振り返っている。それは日中の教育方法の違いから「日本の幼稚園の教育は厳しすぎる」と感じ、「子どもはきっと馴染めないだろう」と考えていたためだという。そして、中国人の母親の目に「厳格」と映った日本の幼稚園での教育方法を写真と共に紹介している。

 たとえば、日本の幼稚園では食事の時間になると園児たちが自分で服を着替えて、列に並び、先生が配膳するご飯を取りに行くと紹介したほか、それだけではなく、「食事の後に机を拭いて食器をかたずけ、口をゆすぐ」といった決まりがあると紹介。また、日本の幼稚園では自分の荷物は自分で持ち、自分の服は自分で着るなど、「自立」に重きを置いた教育が行われていることを強調し、こうしたことに慣れていない中国人の子どもが日本の幼稚園に通うのは「不安しかなかった」と論じた。

 しかし、驚いたことに日本の幼稚園に通い始めて1週間が経過した頃には「中国人の子どもは日本の厳格な教育方法を受け入れ、すっかり馴染んでいた」と指摘。幼い子どもがルールを守る姿は中国人にとってにわかに信じ難いもののようだが、たった一週間足らずで中国人の子どもも周囲に馴染んでいる様子を見て、「幼いうちから独立性を育てる日本の教育方法は中国と大きく異なるが、教育は幼少の頃から行うのが大事だという言葉は本当だ」と指摘した。

 中国では長く続いた一人っ子政策や、祖父母が子どもの世話をする習慣が、子どもを過保護に育てる傾向につながっている。そのため、日本のように子どもに「自分の事を自分でさせるのは可哀想」と感じる中国人は少なくない。しかし、日本の幼稚園の教育方法を見て、「教育はもっとも安価な国防である」という中国の言葉は真理であると実感したようだ。(編集担当:村山健二)(イメージ写真提供:123RF)