中国メディア・東方網は11日、北海道で12日より開かれる卓球ジャパンオープン前の大会前練習において、中国女子卓球界のエース・劉詩ブン(雨かんむりに文)選手が日本の伊藤美誠選手の練習相手になったと報じた。

 記事は、「今日、ジャパンオープンの開催地である札幌の体育館で興味深い一幕があった。劉が自ら伊藤の練習に付き添い、伊藤にアドバイスをしていたのだ」と紹介。2人による練習開始当初は伊藤選手が些か緊張していたのかラリーが続かない場面が多かったが、ほどなくしていいショットを打つようになり、最後は力が入り過ぎたか、もしくは、エッジボールになったか、すぐに劉選手に対して謝っていたとし、9日の香港オープン決勝で中国の王芸迪選手に敗れ涙を流した伊藤選手のメンタルが回復しているのが見て取れたと伝えている。

 そのうえで、伊藤選手の練習相手を買って出た劉選手について「こういった点から、彼女の人としての素晴らしさが垣間見える」と賞賛。劉選手は2017年のアジア選手権女子シングルスで平野美宇選手が優勝した際、平野選手を祝福した唯一の中国人選手であり、劉選手が今年の世界卓球で悲願の初優勝を果たすと、今度は平野選手が真っ先にお祝いのメッセージを送ったと紹介し、「今回は伊藤の気持ちを切り替える手伝いをした。本当に人間として魅力的である」と評した。

 記事はまた、11日に行われたジャパンオープンのドロー抽選会の結果、伊藤選手が王曼ユ(日+立)選手、陳幸同選手、陳夢選手と同じボトムハーフに入ったと紹介。中国人選手が多い山に入ったことで「伊藤がベスト4に進む可能性は低そうだ」と予想している。(編集担当:今関忠馬)(イメージ写真提供:123RF)