中国メディア・東方網は9日、世界一厳しいと言われるゴミの分別制度を持つ日本でも、最初は簡単なところから少しずつ分別体系を構築するプロセスを経てきたとする記事を掲載した。

 記事は、ゴミの分別制度について言えば日本がおそらく最も厳しいだろうとしたうえで、日本の廃棄物処理法ではみだりに廃棄物を投棄すると最高で5年の懲役に加え、最高1000万円の罰金が科されると紹介した。

 その一方で、実は日本をはじめとする先進国においてもゴミの分別の歴史は決して長いわけではなく、最初は簡単なところから始めて徐々に社会に浸透させて行き、少しずつ細かい制度を確立していったのだとした。

 そして、世界的にゴミの分別開始が早かったとされる日本でも、分別が始まったのは1970年代で、最初は「燃えるゴミ」と「燃えないゴミ」の分別だけだったと紹介。欧州では80年代以降に分別が大々的に進められるようになったとし、ベルギーでは90年代初めにスタートし、20年が経過した2010年にようやく拘束力を持つ制度が導入されたのだと伝えている。

 また、メキシコの取り組みは新興国として中国でも大いに参考になるとし、メキシコシティにて07年に分別政策を初めてわずか7年で全面的な普及を実現した事例を紹介した。成功の秘訣について記事は「難しかったものを簡略化していったこと」だと伝え、最終的に有機ゴミと無機ゴミの2種類に分ける規定へと大胆な転換を図ったところ大きな効果が得られたとした。

 記事は、ゴミの分別について「ローマは一日にして成らず」であるうえ、人間に備わった天性の素質でもないとし、時間をかけた普及推進が必要であると説明。そのためには、小さいころからの教育や社会向けの宣伝が欠かせないと伝えている。(編集担当:今関忠馬)(イメージ写真提供:123RF)