科学技術の進歩に伴い、未来のアイテムだったロボットが身近なところにまでやってきた。この先日本や中国だけでなく、世界的にロボットがますます人間の生活シーンに登場することになるだろう。中国メディア・東方網は8日、ロボットが人類の生活に対してもたらす影響について、日本人の作家が数十年前にすでに見透かしていたとする記事を掲載した。

 記事は、「人工知能時代の到来によりますます多くのロボットが誕生しているが、半世紀前に豊かな想像力で様々なロボット小説を生み出した日本の作家がいる。それは、星新一だ」と紹介した。

 そして、星氏の作品にはさまざまな機能を持つロボットが多数描かれており、それぞれ人類の日常生活において重要な役割を果たしていると説明。その様子を素朴で平易な言葉を用いて表現し、読者をハイテクやSFの色彩が濃いロボットの世界に誘ったとしている。

 一方、星氏の作品には温和で従順なロボットはあまり出てこず、登場するロボットの多くが「問題あり」の機種であり、日常生活にさまざまな面倒を引き起こすと伝えた。さらに、星氏は「ロボットが人間に取って代わったら、世界はどうなってしまうのか」という大胆な仮想も行ったのだと紹介した。

 記事は、第3次産業革命が起こり始めた20世紀の後半に、星氏は驚くべき機会の世界を描き出すと同時に、現代社会の問題を掘り下げ、人びとの科学技術、社会、そして生命に対するさまざまな思考を呼び覚ましたと評した。そのうえで「彼が描いたロボットの中には、現代において既に現実になったものもある。そこでわれわれは、今の科学技術が急発展する時代において、人と機械、人とロボットとの関係をどう処理するか、考えるべきではないだろうか」と結んでいる。(編集担当:今関忠馬)(イメージ写真提供:123RF)