中国社会は日本以上に学歴が重要視されるゆえに、子ども達は少しでも良い大学に入るため、学校での勉強のほかに多くの宿題をこなし、さらに塾や習い事にも通う。保護者も子どもの教育には大きな関心があるようで、中国メディアの新華網は4日、日本の教育を紹介する記事を掲載し、「修学旅行も教育の一環である」と伝えた。

 記事はまず、日本の学校にも「夏休み」があり、一般的に7月下旬から8月末までであると紹介。夏休み期間中に授業はないが、中学生の多くは「部活動」を行っているため、朝早くから学校へ行き練習をすると伝えた。そして、部活動に参加することは、ただの遊びではなく、「学生の意思を磨く」ことに重きが置かれていると論じた。

 続けて、日本の学校には「修学旅行」があり、子ども達が教師と共に旅行へ行くと紹介。そして、修学旅行は「児童生徒の心身の発達、学校生活の充実をはかる目的で、教師の引率のもとに、学年または学級単位で行う旅行」であると定義されていて、日本の小中学生は必修となっていると伝えた。

 旅行と名前は付けられているものの、修学旅行はあくまでも「学業の一環」であり、協調性を学んだり、大自然や歴史的に価値のあるものに触れることによって子どもの感性を磨くための教育であると強調し、日本の子ども達にとって修学旅行は楽しい思い出作りの機会であると共に、集団生活と今後の人生でぶつかる問題に対処して解決する方法、さらに公共に場でのマナーを学ぶ場となっていると伝えた。

 中国の学校でも遠足や勉強合宿はあるが、修学旅行はないことが一般的だ。また、学業に重きが置かれていて、子ども達の感性やマナーを教えることは少ない。確かに学業は大切であるものの、社会へ出た後に上手に社会生活を送れるような大人になるよう教育することも大切なのではないだろうか。(編集担当:村山健二)(イメージ写真提供:123RF)