日本の製造業は質の高さで世界に認められている。近年では、アップルをはじめ多くの外国企業の製品にも日本製の部品が使われ、「日本製品なしには成り立たない分野がある」と言われているほどだ。しかし、中国メディアの今日頭条は4日、最近では中国の製造業もなくてはならない存在になっていると主張する記事を掲載した。中国製品なしには成り立たない分野さえあるという。

 中国の製造業は、軍事分野やファーウェイの5G技術に代表されるように通信分野でも大きく発展し進歩しているが、多くの人が見落としがちなことに、「電気自動車」の分野においても、中国の製造業は重要であると主張した。

 一般には、電気自動車と言えばテスラが世界的にリードしていると思われがちだが、テスラですら「中国製品なしでは製造できない」という。それは、「バッテリーの生産規模とコストで中国メーカーに匹敵する企業がない」ためで、それは日本の技術者も認めていると誇らしげだ。2018年の電気自動車のバッテリー市場で、上位10社のうち7社が中国企業だったとしている。

 それで記事は、世界の多くの製品が日本の部品なしには作れないと言われてきたが、今や形勢が逆転し、電気自動車の多くの部品に中国製が使用されており不可欠なっていると主張。品質が最高とまでは言えないものの、日本など外国を頼りにしなくても部品からすべて国産で作れるようなったのは大きな進歩だと伝えた。

 確かに、電気自動車の分野では中国は進んでいるといえるだろう。日本も京都や沖縄、福島などで中国メーカーの電気バスが導入されている。とはいえ、中国国内では外国製を好む人がいまだに多いようだ。記事に対するコメントを見ると、「何倍ものお金を払ってでも外国製品を買う」という人や、「本当に日本人技術者が認めているのか」と疑問を投げかける人もいた。記事は自画自賛しているが、当の中国人自身は、自国の製品に対して厳しい見方をしているようだ。(編集担当:村山健二)(イメージ写真提供:123RF)