中国メディア・環球時報は3日、日本で初めての消防ロボットが配備され、危険な火災現場などで人間の消防隊員に代わって消火活動を行うと報じた。

 記事は、日本初の消防ロボットシステムが、千葉県の沿海部にある市原市で全国に先駆けて配備されたと紹介。同市内にある製油所で行われた発足セレモニーでは、消防ロボットが現場の監視から放水までの一連の操作を実施したと伝えた。

 そして、同市の消防ロボットシステムは空中監視ロボット、地上監視ロボット、放水砲ロボット、放水ホース延長ロボットの4種類からなると説明。2011年の東日本大震災で同市にある石油化学コンビナートで火災が発生した際、高温により消防隊員が現場で消火活動を行えなかったことをきっかけに開発されたものであると紹介した。

 また、開発には5年の歳月がかかり、開発費用は13億8000万円に上ったとしたほか、総務省消防庁では同様の消防ロボットシステムを全国の工業地帯がある消防当局に配備する計画であることを明らかにしており、市原市の導入事例を参考に改良が加えられる見込みだと伝えている。

 日常生活の支援から災害救援に至るまで、社会におけるロボットの参入がますます進んでいる。災害多発国としての様々な経験を持つ日本が進める災害救助ロボットの開発、導入に、今後中国をはじめとする世界の多くの国が追随することだろう。(編集担当:今関忠馬)(イメージ写真提供:123RF)