6月に入り、いよいよ夏が近づいてきた。日本一の山である富士山も来月には山開きを迎える予定で、今年も間もなく富士登山のシーズンに入る。中国メディア・東方網は3日、「富士山の麓には特色も名勝古跡も少ないが、格別な清潔さで多くの観光客を呼び寄せる小さな街がある」とする記事を掲載した。

 記事が紹介したのは山梨県の富士吉田市だ。記事は同市について「環境に優れた街であるとともに、知恵に満ちた街でもある」とし、現地を訪れると目に入ってくる飾り気のない素朴な街並みの美しさに、旅の疲れも一気に吹き飛ぶ心持ちになると伝えた。

 そして、街にはいたって平凡で、決して美しいとは言えない古びた建物が並ぶ一方で、草木や花のカバー率が非常に高く、景観の調和がとれていると説明。また、空気の新鮮さについて「天然の酸素バーと言っても過言ではなく、一口空気を吸い込めば体内の五臓六腑が癒される」と形容したほか、青く澄んだ空を見れば、自ずと心も軽くなるとした。

 記事は、同市はもともと農業が主力産業の静かな街だったが、富士山を訪れる観光客の増加を商機とみて、観光産業の発展へと舵を切ったことで着実に発展を遂げてきたと紹介。その成功例は、中国に数多とある富士山級の名峰の麓に存在する小さな街が発展するうえでの参考になるものだと評している。(編集担当:今関忠馬)(イメージ写真提供:123RF)