中国メディア・今日頭条は2日、日本では禁煙化を進めるうえで、単にすべて禁煙にするだけではなく、既存の喫煙者に配慮した措置が取られていることを紹介する記事を掲載した。

 記事は、日本ではタバコが吸える場所が限定されている一方、喫煙が認められている場所については喫煙者に対する配慮が十分になされていると紹介。空港や飲食店、駅のホーム、さらには、新幹線など多くの場所で、喫煙できるスペースが確保されていると伝えた。

 その一方で、喫煙スペース以外でタバコを吸うことは厳しく制限されており、駅の近くの繁華エリアや大都市の市街地では条例によって喫煙が禁止されているほか、特に歩きながらの喫煙は日本社会で最も嫌悪される行為の1つになっていると紹介した。

 また、観光スポットでも入口付近に喫煙スペースが設けられているケースが多く、夏の暑い日には日除けが設置されたり、冷房が入ったりさえすると説明。「日本人のやることには非常に思いやりがある。単に乱暴に喫煙を禁止するのではなく、厳格に場所を区切って喫煙者に快適な喫煙スペースを提供するのである」と評している。

 記事はまた、社会的な取り組みによって喫煙率が大きく下がった日本でもまだまだタバコを愛する人は少なからずおり、特に若い女性が喫煙する割合は中国よりも高い印象があると紹介。「これはおそらく、日常生活や仕事のストレスと大きな関係があるのだろう」と考察した。

 JTの調査によると、平成元年には約60%だった日本の喫煙率が、平成30年には半分以下の28%程度にまで下がった。平成の時代、特に平成の後半は禁煙の波が一気に押し寄せた時代だったと言えそうだ。

 ただ、女性だけの喫煙率を見た場合、12.7%から8.7%と減少幅が小さい。もともとの喫煙者数が男性より少ないこともあるが、相対的に見ると喫煙者中に占める女性の割合は高まっている。「女性の喫煙者が多い」という印象を記事の作者が持ったのは、このような背景も関係しているかもしれない。(編集担当:今関忠馬)(イメージ写真提供:123RF)