中国人の多くはきれい好きであり、自分の家の中を清潔に保つための努力を惜しまない人は多い。だが、一歩外に出て公共の場所となると話は異なるようで、ゴミをポイ捨てしたり、公衆トイレを汚したりしても、なんとも感じないという。

 一方、日本では「公共の場所だからこそ、清潔に保たなければならない」という意識が存在するが、こうした意識や考え方の違いに驚く中国人は多い。中国メディアの捜狐は25日、日本の公衆トイレが清潔であることを伝える記事を掲載し、「日本のトイレの清潔さを見たら、自分の家のリビングが清潔とは思えなくなった」と伝える記事を掲載した。

 中国を訪れたことのある人ならば、中国の公衆トイレの汚さは身を以て体験したことがあるはずだ。「自分の家のトイレではないから、汚くしても構わない」という意識があるのかもしれない。記事は、日本の公衆トイレは中国と違って「非常に清潔な状態に保たれている」と強調し、中国人の多くは「自宅のリビングや寝室を清潔に保ちたがるが、日本の公衆トイレはそれ以上に清潔だ」と論じた。

 続けて、、日本のあらゆるトイレが清潔なのは、「日本の伝統的な文化」が関係していると主張。その文化とは、日本人はトイレにも「神」が宿っていると考えているため、日本人は公共のトイレであったとしても汚さないようにしていると分析し、だからこそ日本のトイレは「中国人の自宅よりもきれいなのだ」と論じた。

 結論として記事は、近年は中国の公衆トイレも清潔になってきているが、日本と比較した場合は、その差は非常に大きいと分析し、行政の努力を求めると共に、使用する個人の意識を変化させていく必要があると結んだ。

 日本と中国の公衆トイレの清潔さに大きな差があるのは、公徳心に差があるためなのかもしれない。中国人は自分のものではないなら「何ら配慮する必要はない」と考えがちで、自宅ではないところを清潔に保とうとする意識も低い。記事が指摘しているように個々の意識が変化していくことが求められているが、人々の意識が変化するまでにはまだしばらく時間が掛かりそうだ。(編集担当:村山健二)(イメージ写真提供:123RF)