中国人患者が日本での医療を肌で体験し、そのレベルの高さに感銘を受けたという経験は数多いが、では、中国人の医師が日本の医療を直接体験する機会があったら、どう感じるだろうか。中国メディアの今日頭条は27日、自分の子が日本の医療サービスを受ける機会があったという中国人医師の見解を紹介する記事を掲載した。

 記事は、中国人の医師の角度から見た中国と日本の医療の違いについて説明しており、まず違いの1つ目は日本の場合、自治体によっては子どもの医療費が無料だということだ。その自治体に住所があることなどが条件となるため、この中国人医師は日本在住のようだ。自治体によってはたとえ高額だったとしても、子どもの医療費が無料になる場合があると驚きを交えつつ紹介した。

 また日本の国民健康保険制度は留学生のような保険料の支払い額が少ない人であっても享受できる福祉であると指摘し、さらに留学生が生んだ子供であっても日本国民と同じ金額の補助を受けることができ、留学生の子が病気になった場合の医療費は一般の日本人よりさらに安く済む場合があることには本当に強烈な感銘を受けると絶賛した。

 さらに記事は、日本と中国の医療の違いとして、日本の医師は子どもたちに抗生物質や点滴を安易に使うことはないとし、この点には「最大の感動を覚えた」と絶賛。また、日本の母親たちの口からは中国の母親たちがいつも口にする「子供が熱を出したので点滴してほしい」という言葉は一切聞かれないと紹介、たとえ少数の外国人の母親がこうした要求をしても日本の医師は無視すると説明した。

 中国では「診所」と呼ばれる街の診療所で子どもたちが点滴を受けている光景を非常に多く見かける。中国人によれば点滴は確かに治りが早いかもしれないが、身体にとって飲み薬よりも負担が大きい。子どもが幼少の頃にしょっちゅう点滴を受けさせた結果、子どもの体質に悪影響を受けたと後悔する中国人もいるようだが、この中国人医師としては医療水準の高さよりも、患者のことを考えた医療が提供されていることや、充実した社会福祉が存在することに大きな感動を覚えたようだ。(編集担当:村山健二)(イメージ写真提供:123RF)