中国メディア・東方網は27日、中国のユースチームで指導する日本人コーチが、中国の青少年サッカーが抱える2つの致命的な問題点を指摘したことを伝えた。

 記事は、中国スーパーリーグ・広州富力のユースコーチを務める喜熨斗勝史氏が日本メディアに対して、中国の青少年サッカーが抱える、克服の難しい2つの問題について言及したことを紹介した。

 そして、1点めについて「ユースチームであるにもかかわらず、極端に勝敗にこだわりすぎる」とし、ユースの本当の目的は才能ある選手の発掘にあり、青少年の段階では負けて成長することも多々あるが、中国サッカーはまだこの本質を認識していないと喜熨斗氏が認識していることを伝えた。

 また2点めには、拝金主義がユース選手の間にも充満していることを挙げ、喜熨斗氏が「ユース段階ではメンタルなど内的な要素の向上に重点を置くべきで、金銭は選手が成長した後、あるいはプロに入ってから追い求めるもの」とし、若いうちから金銭などの物質的なものばかりに触れていては、やはりユースが本来持つ意義が失われてしまうと指摘したことを紹介している。

 記事は、そのうえで「つまりは、現在の中国ユースサッカーは功利を求める心があまりにも強すぎるということだ。ユースの本質と目的を根本的に理解しておらず、ユースを単なる金儲けの道具と認識している。ユースの目的は、子どもたちを本当にサッカー好きにさせ、研鑽を積ませ、より多くの人材を育てることなのだ」と総括した。(編集担当:今関忠馬)(イメージ写真提供:123RF)