近年の急激な経済発展により、「もはや中国は日本を全面的に超えた」と認識している中国人は少なくない。しかし、旅行で日本を訪れると「日本こそがアジア随一の先進国」であることを認識するのだという。中国メディアの捜狐は23日、日本の生鮮市場を紹介する記事を掲載し、「日本の市場を見て、日本がアジア随一の先進国であるという評価が間違っていないことを理解した」と伝えた。

 現在の中国は国内総生産で世界2位となり、3位の日本との差は開く一方となっている。上海などの大都市は超高層ビルが林立していて、ハード面だけを見れば中国の大都市はもはや先進国と遜色のないほどの発展を遂げたと言えるだろう。では、なぜ中国人は日本の生鮮市場で「日本こそがアジア随一の先進国」であると認識するのだろうか。

 記事は、中国の生鮮市場も近年は清潔になり、一昔前と比較すれば「非常に進歩した」と紹介する一方、それでも日本の生鮮市場との差は非常に大きいと強調。日本の市場では、中国の市場と異なって大声で呼び込みをしている人や、強引に商品を買わせようとする商売人はおらず、皆が非常に謙虚で礼儀正しく、安心して買い物ができると指摘した。

 さらに、市場の環境に加え、販売されている商品は1つ1つが丁寧に包装されていて、商品は整然と陳列され、さらに価格も表示されていると指摘。また、日本では海鮮市場であっても生臭い匂いが充満しておらず、商品が新鮮であるのはもちろん、魚の鱗や魚の内臓などのごみが地面に落ちていないと指摘し、こうした細部において「中国との圧倒的な差」を実感してしまうのだと指摘した。

 中国にももちろんスーパーは存在するが、郊外には多くの生鮮市場が存在し、多くの中国人の食卓を支えている。スーパーと違って、中国の生鮮市場では一般的に価格は表示されておらず、500g単位の値段を聞いて購入するか決定する。また、地元の方言が話せないことが解ると、割高な値段を言われることもあるようだ。生鮮市場は中国の活気を体験できる場所ではあるが、お世辞にも清潔で整った場所とは言いがたいのが現状で、こうした点から中国人は日本との差を実感してしまうのだろう。(編集担当:村山健二)(イメージ写真提供:123RF)