東京は世界でもいわずと知れた大都市であり、首都圏を含めた人口は世界一だ。しかし、東京は大都市に付きものの渋滞問題に上手に対処しており、中国にとっては良いお手本となっているようだ。中国メディアの今日頭条は21日、日本はどうやって渋滞問題を解決しているのか分析する記事を掲載した。渋滞を「根本から解決している」と感心した様子だ。

 記事によると、効果的な対策の1つに「駐車場産業の発達」があるという。政府の後押しもあり、狭い土地をうまく利用して地下や地上の立体駐車場などいろいろな形態の駐車場が整備されたと紹介。最近では、ETC決算サービスのような技術導入にも積極的で非常に便利だと称賛した。

 さらに、郊外から東京への通勤者に「パークアンドライド」が定着していることも、都市部の渋滞を緩和させていると記事は分析。これは、郊外の駅周辺に駐車して電車に乗り換えるという移動方法だ。また、「キスアンドライド」と言われる、家族に駅まで送ってもらい、そこから同様に電車などに乗り換えて移動する方法も多く、渋滞の改善に大きく役立っているようだ。

 別の対策として記事は、「法整備」を挙げた。その一例として、自動車を購入する際には車庫証明の取得を義務付けていることを記事は紹介。さらには国民一人ひとりの意識が高く、法をよく守ることも大きいと伝えた。意識の高さに関しては、「日本では交通警察が要らないほど」だと舌を巻いている。中国には、交通を専門にする交通警察があるが、それだけ需要もあるのだろう。

 記事は、駐車場を増やすことや技術面など中国にもできることは多くあるが、やはり法整備と国民の意識向上にかかっていると分析している。中国は急速に自動車社会となったため、駐車場整備とドライバーのマナーが付いてきていないといえるだろう。この点、中国はぜひとも日本をお手本にして、駐車場不足の問題に取り組んでもらいたいものである。(編集担当:村山健二)(イメージ写真提供:123RF)