数年前、大企業の不祥事発覚が相次いだ日本。このため、日本の製造業のこれまでの信用が地に落ちたという人もいるが実際にはどうなのだろうか。中国メディアの今日頭条は21日、「日本の製造業はどうしたのか」と題する記事を掲載した。日本には匠の精神があるはずなのに、なぜ偽造の話ばかりなのかと疑問を呈している。

 記事はまず、日本の「工業の柱」である鉄鋼メーカーで起きた不正を紹介し、鉄鋼業は国の経済発展に欠かせない重要な産業であることを強調。国の柱になる産業には、自動車、造船、新幹線、重機などがあるが、こうした分野に鉄鋼は不可欠だが、記事は、それだけに鉄鋼メーカーの不正問題は日本中、また世界中の製造業に影響を与えたと伝えた。

 製造業の原材料を提供し、日本の製造業を支えてきた企業の不正によって、これまで「世界中から信頼」を受けてきた日本の匠の精神そのものが信用を失ったと記事は指摘。しかも、その偽装は何十年も続いてきたことを考えると、日本の製造業全体に問題があることを意味しており、信頼回復には厳しい状況だと主張した。

 記事では日本の製造業に厳しい立場を取っているが、中国人にはどう捉えられているのだろうか。記事に対しては、「これが現実だ」、「これまで神話化しすぎていたのだ」など、記事の内容に賛同するコメントが多かったが、一部には「それでも日本製品は質が良い」と擁護する意見や、「これは中国に倣ったのだ」、「中国には不祥事が少ないとでも?」と自国の現状をまずは考えるべきだという指摘も見られた。

 こうしてみると、不正や改ざんは許されることではないとはいえ、それでも中国では日本の製品に対する評価はまだ高い様子も伺える。だが、中国の製造業もレベルが上がってきていることから、日本のメーカーはさらなる努力が求められるに違いない。(編集担当:村山健二)(イメージ写真提供:123RF)