最近、「アジア美食祭」が北京・広州・成都・杭州の4カ所で開催された。日本や韓国、タイ、インドネシアをはじめとするアジア各国の美食が提供されたが、北京では主会場及びアジア美食祭提携の近隣6大ショッピングモールの集客数は合計200万人を超える盛況ぶりだったという。

 同イベントは美食に対する中国人の熱意を示す一例と言えるが、では中国高速鉄道の車内で販売されている弁当のレベルはどうだろうか。中国メディアの網易は20日、中国の駅弁に対するフランス人旅行客の感想を紹介する記事を掲載した。

 記事は、世界各国の高速鉄道に乗り、様々な駅弁を味わった経験を持つというフランス人旅行客の感想を紹介した。まず、日本の駅弁については種類がとても豊富で「非常に手が込んでいる」と高く評価したことを紹介したほか、インドの弁当については「カレーの色と味は食欲をなくす」という評価だったと主張。そして、中国の駅弁は「値段が非常に高い」という感想だったことを伝えた。

 さらに、中国高速鉄道の弁当の値段の高さは中国で「ずっと問題視されている」と説明、一般的に複数の価格帯の弁当が存在するが、販売員はまず先に「価格の一番高い駅弁から販売しようとする」と紹介した。中国の弁当に対するフランス人旅行客の評価は「値段が非常に高い」だったが、一般的に15元(約240円)から65元ほどで販売されており、1ユーロが約7.7元(1ユーロ約122.5円)だとすると、65元の駅弁は約8.5ユーロ(約1034円)となる。

 つまり純粋に価格面でいえば、日本の駅弁も中国の駅弁もフランス人旅行客にとってはさほど変わらないはずだが、それでも日本の駅弁は非常に手が込んでおり中国の駅弁は値段が非常に高いと評価したのは、クオリティに大きな差があると感じたからだろう。中国人にとっても高速鉄道の弁当は「高いくせにまずい」と悪名高いが、いまだに改善されていないのは大きな不思議の1つだといえる。(編集担当:村山健二)(イメージ写真提供:123RF)