春から初夏にかけての行楽シーズン、そして、運動会シーズンに当たる現在、家庭でおにぎりを握って食べる機会は普段より多いかもしれない。中国メディア・環球時報は22日、日本を代表するファストフードであるおにぎりの文化について紹介する記事を掲載した。

 記事は、東京豊島区にある約60年の歴史を持つおにぎり店では、毎日のように店の前に長い行列ができており、その中には大きなスーツケースを引いた外国人観光客の姿も見られると紹介した。

 そして、日本においておにぎりは非常に庶民的で、なおかつ、便利な食べ物であるとした。日本のアニメ作品にはしばしば外側を海苔で包んだ三角形のおにぎりが登場し、おにぎり作りは主婦の基本的な技能であると説明したほか、花見などの行楽や学校の運動会では家族が揃っておにぎりを頬張る光景がよく見られると伝えている。

 また、具材を白飯で包んだおにぎりは栄養が豊富で、速やか、かつ、便利にエネルギー補給ができるうえ、廉価であるために広く愛されており、最もシンプルな具材は梅干しを1粒包んだものであるとした。さらに、コンビニエンスストアも日本のおにぎり文化を支える大きな存在であり、各地方の特産品などをはじめ常に新しい具材の商品を発売し、その都度ニュースになると紹介した。

 記事はこのほか、2013年には東京で「おにぎり協会」が設立され、寿司に比べて世界的な普及が進んでいないとの認識の下で、2020年の東京五輪に向けてPRを強化し、世界のより多くの人びとに日本のおにぎり文化を知ってもらうことを目標に活動を行っていると伝えた。

 片手で食べられるおにぎりは、スポーツ観戦にもぴったりなファストフードである。東京五輪で多くの外国人観光客がおにぎり片手に各種競技を観戦することで、世界的な「ONIGIRI」への認知度は一気に高まるかもしれない。(編集担当:今関忠馬)(イメージ写真提供:123RF)