日本と蜜月関係にあるとはとても言えない中国では、「日本は短期間で核兵器を製造することができる」といった論調が見られる。それが事実かどうかは別として、それだけ中国では日本の軍事関係の動向が気になるということだろう。

 中国メディアの一点資訊は19日、日本の核兵器製造に関する潜在能力について、日本に「強大な潜在能力があることは各国各界が認めている」と主張、その根拠について考察する記事を掲載した。

 記事は、日本は大型ヘリカル装置、高速増殖炉、高温工学試験研究炉、大型放射光施設などの科学研究設備に加えてスーパーコンピューターによる核実験シミュレーションも利用できると主張。しかも、日本のこれらの技術は民用原発技術を含めて、どれも世界トップレベルであると指摘し、技術面において「日本は核兵器製造における強力な潜在能力がある」と警戒感を示した。
 
 また、日本には核爆弾を発射して着弾させる能力においても「巨大な潜在能力」があると警戒、各種衛星の打ち上げに成功している日本のロケットはわずかな改造で近・中・遠距離ミサイルになると説明。また、海上自衛隊も潜水艦発射弾道ミサイルを装備する実力があるため、日本がひとたび核ミサイルを有したなら、世界の大半に着弾させることができるという見解を示し、政治的な要因から日本は核兵器を保有していないだけで、「技術から見れば日本は核兵器大国の入り口に立っていると言っても過言ではない」と主張した。

 こうした強い警戒感を示す見方がある一方で、中国では日本の核兵器製造の技術面における潜在能力を認めつつも、日本に多くの核原料があるのは必ずしも核兵器製造のためではなく、むしろ資源の乏しさが生む危機感から、できるだけ多くのエネルギー資源を確保しようとしているに過ぎないという見方を示す報道もある。(編集担当:村山健二)(イメージ写真提供:123RF)