中国メディア・東方網は19日、「日本の大学生はサッカー南米選手権に呼ばれるほどの実力を持っているのに、われわれ中国の大学生は何をやっているのか」とする記事を掲載した。

 記事は、6月に行われる南米選手権にのメンバーについて、日本代表が大学3年生のFW上田綺世選手の招集を検討しているとの情報が流れたと紹介。上田選手は昨年のジャカルタ・アジア大会の準決勝で決勝ゴールを決めたほか、決勝の韓国戦でも日本唯一のゴールを挙げる活躍を見せたと伝えた。また、上田選手の招集が実現すれば、2010年以来の現役大学生フル代表選手になるとしている。

 そのうえで、日本では学校サッカーとプロサッカーのユースチームが相互補完状態にあると説明。ユースチームに所属していない高校生は全国選手権で活躍することでクラブチームからのオファーを受けることができ、そこでチャンスがなかったとしても、大学に進学した後でチャンスをつかむこともできるとした。さらに、全日本大学選手権で上位に入れば、天皇杯でJ1のクラブと対戦する機会も得られると伝えた。

 一方で、中国の大学サッカーは、「やる人も見る人もいないような状態」と指摘。競技人口が非常に少ないこともあり、プレーのレベルは完全にアマチュアであり、学校の力の入れ方も非常に弱く、トレーニング環境も全く整っていないとした。

 日本と中国の大学で、サッカーの環境に大きな差ができてしまった理由について、記事は、「中国では大学進学を選んだ時点で、サッカーの夢は非現実的なものになる。なぜなら勉学とプロのサッカー選手を目指す道を両立することがとても難しいからだ。一方、日本ではその両立がむしろ積極的に進められており、大学生選手は本文である勉学や研究に励みつつ、サッカーの技術も向上させていくのだ」と論じている。(編集担当:今関忠馬)(イメージ写真提供:123RF)