日本旅行で着物体験を楽しむ中国人女性は多いが、中国国内にいながらもSNS微博(ウェイボー)に着物姿の自撮り写真を掲載する中国人女性も多い。また、深セン市のある日本料理店は着物体験を無料で提供しており、このサービスを心から楽しむ中国人女性も少なくない。

 若年層の中国人にとって日本文化の魅力は二国間の友好関係を促進する要因の1つであることは間違いないが、もし、日本人と中国人が同一の先祖を持つとしたら、歴史問題は克服され、日中の関係はさらに深まるのだろうか。

 中国メディアの今日頭条は14日、日本の国立科学博物館の研究員が13日に発表した日本人の起源に関するレポートについて紹介し、縄文人の祖先は約3万8000年から1万8000年前にアジア大陸から日本にやってきて、「中国の漢族と共同の祖先を持っている」と説明していることを紹介した。

 記事は、同レポートについて、多くの中国人が「驚きを感じる」情報だとしながらも、さらに過去をさかのぼって人類の祖先の起源が1つであることを考えるなら、中国人や日本人という分類が意味をなさなくなるゆえに、すでに固有の文化を持つ国家同士の友好という問題を扱う手段として人種・血縁の研究を持ち出してもあまり役には立たないという見方を示した。

 記事は結論として、日中が友好関係を築く理由を無理やり「血縁関係」に見出そうとするより、友好関係をずっと保つことの「メリット」に注目するように読者に訴えた。日本の着物が中国人女性を魅了するのと同じように、チャイナドレスが好きだという日本人も少なくない。友好関係と相互理解こそ双方が異文化の魅力を享受できるかけがえのない要素と言えるだろう。(編集担当:村山健二)(イメージ写真提供:123RF)