経済成長に伴って、自動車の生産台数や販売台数が急激に伸び、世界最大の自動車大国となった中国。自動車が増えすぎたことで道路や駐車場といったインフラの整備が追いついておらず、都市部では渋滞が深刻化している。

 また、インフラだけでなく、各ドライバーの運転マナーも向上の余地が残されていて、路上では割り込みや急な車線変更は日常茶飯事だ。また、中国でも禁止されていることではあるが、スマートフォンを操作しながら運転している人は非常に多く、交通事故も少なくないのが現状だ。

 中国メディアの百家号は7日、日本と中国の交通事情を比較する記事を掲載し、東京は人口密度の高い都市でありながら、路上は非常にスムーズだと伝え、それは「日本人ドライバーのマナーが良いためではないか」と伝える記事を掲載した。

 記事は、日本を訪れる中国人が増加しているといえども、日本で観光バス以外の車に乗った経験のある人は決して多くはないはずと主張。タクシーは中国に比べて高額であるうえ、そもそも団体ツアー客であればタクシーに乗る機会そのものがないためと言えるが、記事の中国人筆者は日本在住の友人がいて、その友人が所有する車に乗せてもらう機会があったのだという。

 記事は、「たった1日だけだったが、一般的な日本人の運転マナーを身をもって体験することができた」と伝え、日本人は誰もが交通ルールを守って安全運転をしていたと強調。信号機がある道路では車は信号を守って通行していたとしたほか、信号機がない道路では互いに譲り合いながら通行していたと紹介し、驚くべきは「監視カメラなど設置されていなくても、自発的にルールを守っていたことだ」と強調した。

 続けて、日本では2018年に交通事故によって死亡した人の数が過去最低の3532人となり、近年はずっと減少傾向にあることを紹介。一方、中国の交通事故死者数は年間20万人を超えているとの統計もあり、「交通ルールを守る」ことについて中国は日本から学ぶ必要があると強調した。(編集担当:村山健二)(イメージ写真提供:123RF)