中国人民解放軍の機関紙である中国軍網は14日、航空自衛隊の国産戦闘機「F-2」の後継機とされる「F-3」について、米F-22を超える性能を持つ可能性が指摘されているとしながらも、「将来性はあまりない」と伝える記事を掲載した。

 記事は、冷戦期間中の日本は「地政学的な橋頭堡として、米国から防衛面での支援を受けた」と指摘する一方、経済力が高まるにつれて日本は米国から武器を購入するだけでは満足できず、自主開発の道を目指すようになったと主張。そして、現在は国産の第5世代戦闘機として「F-3」を自前で開発する案があると指摘した。

 続けて、F-3には日本が開発したエンジンが搭載される見通しだと指摘し、日本国内では「エンジン開発は想定を上回る成功」という報道もあるほどだと紹介。そのほか、最先端の素材を積極的に採用する案もあり、開発に成功すれば世界最強と言われる米国ステルス戦闘機F-22を上回る能力を持つ可能性すら指摘されていると論じた。

 さらに記事は、日本は第5世代戦闘機を開発できるだけの技術力を持っているのだろうかと疑問を投げかけつつ、日本はすでに先進技術実証機によって様々な試験を実施済みであると指摘、「問題は山積しているが、日本の技術力と米国の支援があれば乗り越えられないほどの障害はない」というのが業界の見方だと紹介した。

 一方、F2戦闘機は2030年代に退役することになることから、日本はそれまでにF-3を導入したい考えだと指摘しつつも、「問題は2030年代には各国で第6世代戦闘機が完成する見通しだということ」と主張。日本がF-3の自主開発を行い、それに成功したとしても「F-3は第5世代戦闘機の改良版に過ぎず、完成した時点で時代遅れになる恐れがある」と伝えた。(編集担当:村山健二)(イメージ写真提供:123RF)