中国で高く評価されている日本の農業。農産品の質の高さや農業機械の面で、中国よりずっと進んでいるようだ。中国メディアの今日頭条は11日、日本の農業がいかに先進的かは「農業機械を見れば分かる」とする記事を掲載した。

 記事はまず、日本は小さな国で農業の規模も小さいのに、発展においては「全く小さくはない」と称賛。日本の農地面積は中国の32分の1しかないうえに分散していて資源も乏しく、少子高齢化という社会問題もあると指摘。それなのに、「中国は農業技術で日本を超えていない」のはなぜだろうか。

 記事は、「農業機械を見れば分かる」と指摘。記事の中国人筆者によると、機械のレベルが高いと生産効率が高くなり、自然と農業も発展するそうだ。近代農業で成功した米国は、土地の広さを活用して機械化に力を入れてきたが、農地面積が少なくて平地も少ない日本では「機械のレベルを上げる」必要があったと論じた。

 そのため日本は、日本の農地に合う小型農業機械の開発を1960年代から始めてきたと紹介。60年代といえば中国では文化大革命が進められていたころで、日本と中国の農業の差はかなり早くに付いていたと言えそうだ。

 現在の日本の機械農業はどれだけ先進的なのだろうか。記事は、日本の農業のどんな需要も満たせるあらゆる専門的な機械が揃っていると紹介。そればかりか、農業機械の掃除や修理を請け負う専門の業者までいると感心している。記事は、「農地面積が32倍の中国がなぜ農業機械のレベルを向上できないのか」と、日本との格差を嘆きつつ中国の農業の成長に期待を寄せた。

 確かに、日本の農業機械メーカーは非常に優れていて、中国など他国にも進出しており、そのレベルの高さが称賛されている。日本では、農地面積が小さいとはいえ、米国などとは別の道を模索して機械化で成功したと言えるだろう。

 中国では、国内の農業に対する考え方は二つに分かれるようで、記事に対するコメントにもそれが表れている。「中国ではもう農業は要らない」と、中国の農業に見切りを付けていっそのこと輸入で済ませようという人、逆に「今こそ農業を重視するべき時」と中国の農業の発展を期待する人に分かれた。しかし、発展のために必要な機械は農家には高くて買えないというのが現実のようだ。日本の農業に追いつくにはまずはそこから解決する必要があるだろう。(編集担当:村山健二)(イメージ写真提供:123RF)