全ての省に線路が張り巡らされ、市民の生活にすっかり浸透した中国高速鉄道。日本でも新幹線はなくてはならない交通手段となっている。中国メディアの快資訊は11日、日本などの先進国はどこも高速鉄道があるのに、米国にはない理由について分析する記事を掲載した。

 記事は、中国でいかに高速鉄道が重宝されているかを紹介。かつては遠方の移動に通常の鉄道が利用されていたが、今では高速鉄道がすっかり普及した。今でも通常の鉄道も残ってはいるものの、高速鉄道の運賃がさらに下がれば淘汰されるかもしれないと分析している。

 中国人にとってはもはや不可欠な交通手段となった高速鉄道だが、同じく国土の広い米国には高速鉄道はない。日本や英国などの先進国では、高速鉄道の必要性が認められており、最近では「中国はフィリピンから何度も建設を求められている」など、高速鉄道が高く評価されている。それなのに、米国に高速鉄道がないのはなぜだろうか。

 記事は、米国では「飛行機」が身近な存在であることが理由の1つだと分析。広大な土地の米国では、早くから飛行機が発展し、田舎の村にさえ飛行場があるほど便利で、もちろん高速鉄道よりずっと速い。また、気になる運賃も米国人の収入からすれば「中国の鉄道くらい安い」ので負担にはならないとした。

 さらに、「マイカーの普及率が高い」ため、飛行機で移動するほどの遠距離でなければ車で移動するので、高速鉄道の必要性があまりないと記事は分析。それで記事は結論として、「米国はなんてすごいんだ」と感嘆の声をあげた。

 米国でも高速鉄道の建設計画は存在する。テキサス州やカリフォルニア州で計画が進められており、一定の需要はあるようだが、カリフォルニア州では今年に入って大幅な縮小が発表されている。高速鉄道の建設には多額のコストがかかることを考えると、賛成派と反対派に分かれるのも当然だろう。今後、米国でも高速鉄道が普及していくのかどうかは、事態の推移を見守る必要がありそうだ。(編集担当:村山健二)(イメージ写真提供:123RF)