中国人旅行客の訪日目的がモノ消費からコト消費へと変化していると言われており、日本ならではの体験を楽しみつつ、日本人のリアルな生活も垣間見たいと願う中国人は多い。中国メディアの今日頭条は7日、東京都庁の食堂について紹介し、「日本の公務員は食堂で何を食べているのか」を伝える記事を掲載した。

 記事は、東京都新宿に位置する東京都庁舎が一般人も入場できる観光スポットとなっていることを紹介し、展望室といった見どころもあるが、「都庁で働く公務員がどのような食事を食べているか」を自らレポートした。

 都庁は高層ビルが集まる新宿でも引けを取らない高さと、斬新な設計がされた建物だと伝え、見ごたえのある建造物だと紹介しつつ、驚くべきは「都民はもちろん、外国人も中に入れることだ」と強調。建物内は職員の仕事場であると同時に、来庁者はエレベーターで食堂へ行くこともでき、「身分証の提示や荷物検査を受けることなく、食堂は全ての人が利用できるように開放される」と驚きとともに伝えた。

 さらに、「入り口には食事のサンプルが並び、番号を見て券売機で食券を購入するスタイル」だと紹介し、こうしたスタイルは中国では一般的ではないためとても興味深かかったようだ。そして、「メイン料理、小鉢、みそ汁、ご飯というのが日本の一般的な定食」だとし、食券を購入した後にカウンターに並んで料理を受け取る流れは、初めて利用する中国人にとっても分かりやすかったという。

 また、食堂は夜も営業されており、夕食で利用した際は「仕事を終えた日本人が数人でテーブルを囲んでビールを飲んでいる姿も見た」とし、都庁の食堂が堅苦しいイメージの場所ではないことを伝えた。中国人ネットユーザーからは、政府機関の食堂を一般人も利用できることに驚きを示し、「中国では絶対にあり得ない」と指摘する声や、「食品サンプルと実際の料理が全く同じというのは、誠実さの表れ」といった意見が寄せられた。今後、東京都庁の食堂も中国人観光客が訪れたい観光スポットになるかもしれない。(編集担当:村山健二)(イメージ写真提供:123RF)