中国メディア・東方網は8日、「日本の農業に学べと言われ続けているが、われわれは一体何を学ぶべきなのか」とする記事を掲載した。

 記事は、「日本にはまだまだわれわれが学ぶべき点がある。特に農業においては日本と中国で似ている部分があるため、学び参考にする価値が少なくない」としたうえで、中国の農業が日本に学ぶべき点を4つ挙げている。

 まずは、先進的かつ厳しい栽培管理方法を積極的に取り入れることを挙げた。日本の農家は「匠の精神」に通じる細やかさを持っているとし、特にビニールハウスで栽培されている野菜には花を育てる以上に気を配り、その中はまるで花や盆栽の展示会場のように美しく整然としていると紹介した。そして、厳格な管理やこだわりにより観光農業の発展が可能となり、さらには一粒1000円もするような超高級ぶどうが出現するのだと伝えた。

 次に、「量より質」の精神が日本の農業全体に貫かれている点に言及した。政府が農作物の販売に際して厳しい検査制度を採用しており、ある地域の農家が栽培した作物で基準を超える残留農薬が検出された場合、その地域の農作物が産地へ送り返されることになるなど、連帯責任制も取られていると紹介している。

 さらに、日本の農業生産では各地方・地域、さらには各世帯で主に栽培する農作物が異なり、はっきりとした分業制が取られていると説明。こうしてそれぞれが互いに依存しあい、ともに日本の農業経済全体の枠組みを作っているとし、その結果日本の農作物の高い商品化率を実現しているのだと解説した。

 そして最後に、家族経営方式と農協と呼ばれる社会サービスの有機的な結合を挙げている。農協について記事は、経済的役割と社会的な役割を集約した組織であり、農業生産や経済活動の取りまとめのほか、政府から出された各種補助金の分配、行政に農家の声を伝え、農家の権利や利益を保護する役割もになっていると伝えた。(編集担当:今関忠馬)(イメージ写真提供:123RF)