日本を訪れる中国人旅行客だけではなく、日本で暮らす中国人も近年は増加傾向にある。日本と中国では文化や人びとの生活習慣は大きく異なっているが、日本で暮らしているうちに中国人もだんだん日本に染まり、変化していくのだという。

 中国メディアの今日頭条は8日、日本に滞在する期間が長くなればなるほど、中国人も変化していくことを指摘し、「日本で長く暮らした中国人に見られる変化」について紹介する記事を掲載した。

 日本では「すみません」という言葉を耳にする機会が非常に多いが、記事は「中国人も同様に『すみません』という言葉を頻繁に口にするようになる」と紹介。中国国内では何があっても自分の非を認めず、謝らない人が少なからず存在する。これは謝ることは非を認めることであり、同時にすべての責任を負うことを意味するためでもあるが、日本では「謝ったほうが問題が丸く収まる」ことが多い。

 続けて、日本で暮らしていると中国人も食事の際に「割り勘」をしたり、自分の分だけ支払うようになると紹介。日本人にとってはごく普通のことだが、中国国内では食事は招いた側が代金を1人ですべて支払うケースが一般的だ。これは中国人が大切にする「メンツ」にもかかわることであり、「割り勘」はメンツの立たないことであるとみなされる。

 さらに記事は、「日本で長く暮らしていると、結婚を焦らなくなる」と紹介。現代化が進んだ中国だが、人びとの結婚観は今も昔ながらのところがあり、20代前半で結婚し、子をもうけることが幸せという考え方の人は多い。それゆえ若者たちのなかには、親や祖父母から結婚するよう強く催促されるのが嫌だとして、実家に帰省することを嫌がる人もいるようだ。しかし、日本では晩婚化が進んでいるため「30歳を超えて未婚でも、日本ならば肩身の狭い思いをすることはない」と指摘し、中国人も結婚を焦らなくなると伝えた。

 記事には、日本在住とみられる中国人たちから多くのコメントが寄せられており、「記事の内容には同感できる。ただ自分の場合は同胞から距離を置くようになり、日本人とは近すぎず、遠すぎずの関係を築くようになった」、「中国人同士よりも日本人の方が付き合いやすい。日本人との人間関係の方が単純だからだ」といった声がみられた。(編集担当:村山健二)(イメージ写真提供:123RF)