日本車の信頼性の高さは世界中で評価されており、日本で下取りされた中古車は海外へと輸出されている。また、一部の途上国では外観がボロボロになった日本車が現役で使用されている光景を目にすることがあるが、中国メディアの今日頭条は4日、バングラデシュの首都ダッカを走る公共バスは「ボロボロの日本車」であると紹介する記事を掲載した。

 バングラデシュはアジアでも貧困国の1つに数えられる国で、首都ダッカは人口密度の高い都市としても知られている。記事は、ダッカの空港から利用できる交通手段について、「目の前に並ぶワンボックスカーに他人と乗り合って目的地まで運んでもらうことが出来るが、旅行で訪れるのであれば個人で一台チャーターする方がより安全である」と紹介。

 また、都市中心部へと移動するにあたっては、「酷い渋滞の洗礼」を受けるのが常であるとし、「狭い道路には車線が無く、自動車とバス、客を乗せた三輪車で道は大渋滞となり、たった1キロメートルほど進むのに1時間以上は優にかかる」と指摘。経済の中心部である首都であるにも関わらず、地下鉄やバス高速輸送システムはなく、「外見から言えば、すでに廃車処分されてもおかしくないようなバスが乗客を乗せて走っている」と驚きを示した。

 さらに記事は、そうしたバスの多くは「日本で数十年使用されて廃車となった車両」だと紹介し、日本からバングラデシュに運ばれ、バングラデシュで修理されて走行していると紹介。そのボディーは衝突と修理を物語る無数のへこみだらけで、「まるで一度丸めて伸ばした紙のように、もはや平らな箇所は見られない」と伝えた。ラッシュ時には乗客を満載して走っているというバスは「乗るには相当の勇気が必要だ」と主張する一方、日本で廃車処分となった後もバングラデシュで使われているという事実は、日本車の耐久性や信頼性の高さを物語っていると言えるだろう。

 中国でも都市部から離れるにつれて交通事情は多少悪化するが、それでもバングラデシュほどではないため、記事の内容は中国人をも驚かせるものとなったようだ。日本や中国の支援があるものの、バングラデシュで地下鉄や高速鉄道が整備されるにはまだ長い道のりが必要だと指摘している。(編集担当:村山健二)(イメージ写真提供:123RF)