日本では特別な事情がない限り、小学生や中学生が自分の足で登下校するのはごく一般的なことだと言える。地下鉄やバスを乗り継いで遠くの学校に通う子どもも珍しくない。

 一方、中国では子どもたちだけで登下校する光景はまず目にしない。中国では保護者が学校の校門まで子どもを送り迎えするのが一般的であるため、登下校の時間になると学校の校門前は送迎の車で渋滞するほどだ。

 中国メディアの今日頭条は5日、日本では子どもだけで登下校することができる環境にあることを指摘する一方、「もし中国の子どもたちが日本の子どもたちの真似をすれば、取り返しのつかない結果になるかもしれない」と伝える記事を掲載した。

 記事は、子どもを取り巻く日本の環境について、「子どもだけで登下校したり、買い物に出かけたりするのはごく日常のこと」だと紹介。都市部では地下鉄の車内で制服を着た小さな子どもが「大人の付き添い」もないまま乗車している光景も目にできると伝え、新宿駅のようにもっとも利用客の多い駅を利用して登下校する子どももいるほどだと紹介した。

 続けて、日本では子どもたちだけで登下校できるのは、何と言っても「犯罪率が低い」ためであり、子どもが犯罪に巻き込まれる可能性が低いためだと指摘。また、仮にトラブルが起きた場合、周囲の大人に助けを求めれば、大人が助けてくれる環境にあることも大きいと強調したほか、日本は一般的に交通ルールが守られているため、交通事故に遭う可能性に怯える必要もないと論じた。

 一方で記事は、中国では保護者が子どもの送り迎えを行うのが一般的になっていることを強調し、「もし中国の保護者が子どもだけで登下校させれば取り返しのつかないことが起きるかもしれない」と指摘。中国では児童誘拐が頻発しており、行方不明になる子どもの数は年間20万人にのぼるとの指摘もあるほどだ。それゆえ、記事は「もし中国の保護者が子どもを1人で登下校させれば、想像しただけで恐ろしい結果が待っている可能性は低くない」ことを伝えている。(編集担当:村山健二)(イメージ写真提供:123RF)