中国メディア・東方網は2日、「どうして日本の文化はこれほどまでに礼儀を重んじるのか」とする記事を掲載した。

 記事は、日本というと多くの人が街の清潔さ、礼儀を重んじる社会の風潮という2つの印象を持つとしたうえで、近ごろネット上で外国人ネットユーザーが「どうして日本の文化はこれほどまでに礼儀を重んじるのか」と疑問を提起したところ、日本人のネットユーザーから答えがあったとし、その内容を紹介した。

 まず、1人めは「日本は島国であり国土面積が狭いため、生きていくには他人との調和がとても重要なのだ。それゆえ、われわれは他人を尊重する必要がある。ルールを忠実に守ることにより、互いに対する尊重を示しているのだ。仮にルールを守らなければ社会から排斥されることになるのだ」と説明している。

 また、儀式や形式によって互いにリスペクトを示すことに対して、日本人は同時に一種の快楽を覚えているとも紹介。礼儀を通じて人と人との間に距離を作り、かつ、その距離を保つことで、それぞれの人が心安らげるパーソナルスペースを得ることができるとし、このような営みによって限られた空間の中で他人とトラブルなく一緒に社会生活を送っていくことができるのだと論じた。

 2人めは、日本人は確かに細かい部分にまで制約やルールを設けており、外国人だけでなく日本人さえもが面倒だと感じることがあるとの考えを示している。そして「これは日本の社会現象であり、致し方がないのだ」とした。また、日本社会において礼儀を守るというのは規律や規則、命令や支持を守ることで示されると説明。ルールを守らなければ、周囲の人から奇妙な目で見られることになると伝えた。

 1人めの意見は、社会の秩序を守りみんなが安らかに暮らすために日本人が積極的に礼節や他人との調和を重んじてきたという見解に沿ったものだ。一方2人めは「自分でも面倒だと思うが、そうやって日本の世の中が成り立っているので仕方ない」という考え方である。対照的な意見と言えそうだが、確かに日本人の多くはこの2人の意見を両方持ちながら毎日の生活を送っているのではないだろうか。この複雑な心境を外国人が理解するのはなかなか難しいかもしれない。(編集担当:今関忠馬)(イメージ写真提供:123RF)