日本を訪れる中国人観光客の多くは日本の清潔さに驚き、「学ぶ価値がある」とまで口にする。これは日本人と中国人の習慣の違いが大きく関係していると言えるだろう。中国メディアの快資迅はこのほど、中国人の習慣にはないが、「日本では重視される衛生概念がある」と指摘する記事を掲載した。

 中国人も個人レベルで見れば「きれい好き」な人は多いが、それでも中国人からすると日本人の衛生概念は「度を越している」と感じられるようで、日本人が普段気に掛ける衛生基準は「非常に厳格」に見えるという。

 たとえば、「日本人には身体を清潔に保つために毎日入浴し、衣服も毎日着替える習慣がある」と指摘。中国と日本は気候が異なるうえ、地域によっては毎日体を洗わない人も少なくない。それゆえ日本人の習慣は度を越していると感じる中国人もいるようだ。

 また、「日本は寝る場所や住む場所に対する衛生基準が非常に高い」とし、これは賃貸住宅や宿泊施設にも通じると指摘。日本人は「自分の所有物ではない部屋でもきれいに使うことを心がけ、持ち主に対して敬意を払うという考え方」があると説明した。中国人の多くは「料金を支払っているのだから気を遣う必要はない」と考えるので、賃貸住宅でも宿泊施設でも退去、退室時に部屋を整えたり、掃除したりすることはまずしない。

 他にも、日本の「トイレに対する衛生基準が高いこと」は驚きだと強調。学校では子どもたちに自らトイレの掃除をさせているとし、教科書の勉強と同じように「衛生教育」も実施していると指摘。こうして「日本人は幼い時から衛生さを保つための習慣を学び、身に着ける」と中国とは異なる点を分析した。

 中国人からすると日本人の衛生概念は「度を越している」と感じられるようだが、中国人もきれい好きな人は多い。ただ、記事にも指摘があったとおり、「料金を支払っているのだから気を遣う必要はない」という考えや、「自分のものや場所でないなら関係ない」という「公衆衛生」に対する考え方が日本人と大きく違っていると言えそうだ。(編集担当:村山健二)(イメージ写真提供:123RF)