世界の名目GDPランキングは1位が米国、2位が中国、日本が3位となっている。中国はGDPではすでに日本を超えているが、世界への影響力という点ではどうなのだろうか。中国メディアの今日頭条は28日、「世界の影響力で中国は日本を超えたか」と題する記事を掲載した。

 記事はまず、日本と米国、中国それぞれの「世界に対する影響力」について、それぞれの国民がどう感じているかを紹介。日本では68%の人が「米国の方が中国より影響力がある」と答えたという。一方、米国人への調査では58%の人が「中国の方が日本よりも大きな影響力を持つ」と答えたそうだ。日本では中国の影響力が過小評価されがちだが、米国人は中国の影響力の大きさを実感していると言えるだろう。

 これは、国内総生産(GDP)を見ても分かるという。米国のGDPは世界全体に占める割合が年々減少しており、「2032年までに中国がGDPで米国を超える」との予測もあると紹介。かつて急速な経済成長を遂げ、一人当たりのGDPで中国のずっと上を行っていた日本は、中国に対して貧しかった当時のイメージのままいまだに優越感を持っており、現在の中国の姿を理解できない人がいると不満げに指摘した。

 そのうえで記事は、中国が世界へ与える影響力が大きくなっているのは、経済成長によるところのみならず、「総合的な国力の上昇による必然の結果だ」と主張。友好国へのインフラ建設や、一帯一路のような経済圏構築などにおいても世界に大きな影響力を与えていると論じた。

 記事は、いかに中国が世界に影響を与え、大きな貢献をしてきたかを強調しているが、確かに、世界第2位の経済体で世界一の人口を有する巨大な市場の中国の影響は大きくて当然であり、日本も認めざるを得ないだろう。とはいえ、何かにつけて日本と比較するあたり、日本の見方が気になって仕方がないのかもしれない。(編集担当:村山健二)(イメージ写真提供:123RF)